みうらじゅん先生の「ない仕事」の作り方(文藝春秋・文春e-book)がエキサイティングです。 ビジネスにおいて、なにもないところから、新しいブランドを作って、花を咲かせる方法を教えてくれます。
先生自身のプロジェクトである、ゆるキャラ、とんまつり、らくがお等々を紹介しています。
それらをどのような姿勢で種を巻き、花を咲かせたかを教えてくれる、フリーランサーの座右の書となりうる本です。
「仕事の種まきとは、だれもいないところへ、大量にまくことである。」ということを学びました。
タネの巻き方は、あまり大人は教えてくれません。しかし、みうらじゅん先生は違います。きっと真似されることは不可能と思っているのでしょう。
シンプルな原則に基づいて日々の仕事をする姿勢を、お手本にしていきたいです。
「人生とは、目的に向かって一本道であらねばならない」という価値観でがんじがらめになり、苦しい日々を送っている方にも勧めたいです。
これから人生に悩む方に対しては、みうらじゅん先生の生き方を語って聞かせようと思います。
もっとも、クレバーなみうらじゅん先生は、一貫してポップに振舞っていて、先生にむかってプロジェクト、ビジネス、ブランドというきどった言葉を使うことは、かえって恥ずかしいです。