アドラー心理学の基礎の一つ、目的論。
これは、行動には目的があるとするものです。
よく引き合いに出される話をします。
お腹が痛くて学校にいけない子がいます。
この時、原因論の考え方をすると
原因→お腹が痛い
結果→学校にいけない
となります。
しかし、目的論は、学校に行きたくないからお腹が痛くなるのだと考えるのです。
目的→学校に行きたくない
手段→お腹を痛くするするような症状を出す
この場合、「学校に行きたくない」という根本に対処しなければ、お腹を治しても、またどこか悪くなるだろうと考えます。
個人的には、お腹が痛い子を見て、その全部を学校に行きたくないんだと決めつけるのはどうかと思います。
これは目的論の考え方を説明するための例です。
本当にお腹がいたい場合もあるので、観察が必要ですね。
原因を探し続けることは不毛なことが多くて、違和感を感じます。
何か問題があるときに原因を探す思考をする人はフリーランスに向いてないかもしれないです。
大変なときに、どうしてこうなったかを考えてもしょうがないですね。
友人関係も、「なんで」が口ぐせの人とそうでない人は、交わることがありません。
会社の社風は、社長が目的論か、原因論かで決定的に違うように思います。