前にも書いた通り、e-taxを使った確定申告はすでに済ませました。
しかし、今年度からは青色申告に切り替えるので、青色申告承認申請書を出しに板橋区の税務署に行ってきました。
税務署について驚きました。その行列の多さ。前の納税地では見なかった光景です。
どうやら、職印さんにアドバイスを受けて、その場で作成しようという方々の列のようです。
私は今年の確定申告をe-taxで書き、電子認証で申告をしましたが、操作が難しく7時間を費やしました。
で、その税務署の行列をみてふっと思ったのです。
「この人たちにとっては、税務署に並ぶのとe-taxで頑張って申告するのと、どっちがよいのかな?」と。
「わたしは楽にする方法を教えたい。でも、それってどっち?」と。
どっちがストレスがないのか?と言われたら、今のe-taxのUIだと、間違いなく税務署に並んだほうがストレスが少ないです。
そしてどちらが浪費する時間が少ないか?というと、僕が迷いながら作った7時間を参考に考えると、「並んでも電子認証で申告しても時間の浪費ぐあいは同じになる」と考えます。
とするとですね・・・。
全員がIT化でハッピーになれるわけではないということになります。
ただし、IT化が進むと、税務署の負担が減るので、ゆくゆくは公務員の削減につながり、間接的に市民のメリットにつながるかもしれません。でもこれは随分先の話です。
e-taxは多少なりとも会計と税法を知っている人が使うツールで、知らない人が使えるツールとはいえないですね。
もちろんツールの改良はみられます。
今年は字が大きくなり見やすくなってました。
選択肢もはっきりとわかるので、選びやすくなっています。
しかし、私のようにどこに何を計上するのかあやふやな人間は、収支報告書と確定申告書を見比べながら「書面のこの部分に、この項目をいれていいのかどうか」を考えたいのです。しかし、書類を見比べたり違う書類の画面へ行ったり来たりする機能がこのツールにはありません。
これは非常に残念です。
e-tax自体はは導入されて結構な年月が経ちますが、「確定申告を楽をするために使ってください」うといえるのはまだ先のようです。
AI対話型のインターフェースになるまで待たないといけないかもしれませんね。