講師をやっていてよかったなと思うのは二つあって、一つは、人に伝えるときのペース配分が学べたことです。
どの教える内容にも、根と幹と枝葉があって、
どれが根っこであるのかを最初から教え、根っこは繰り返し伝えるようにしています。
枝葉の内容はゆっくりやりますが振り返る必要はありません。
根っこは手短に何度も振り返ります。
これだけで受講者の学習効果と満足度があがります。
もうひとつ、良かったなと思うことは、これが大きいことですが
「これによって、私はなんでも教えることができる」という自信を身につけたことです。
もちろん講座の内容ごとに、それぞれ準備が必要ですが、どう準備すればいいかはわかります。
では、どう準備すればいいか、その万能薬を以下に教えましょう。
講師の準備の仕方
1.講義の流れをリスト書きする。
付箋紙でもいいですし、パソコンのメモ帳でもいいです。
2.の調べるよりも先に、まず流れをきっちり仕上げるのがポイントです。
講義の流れを見極めずに先に調べはじめると、調べる項目にきりが無くなります。
まず、セットリストを作るのがコツです。
2.各項目の内容を調べる
リスト通りに進行するために必要な情報を調べます。それ以外の内容は調べません。それ以外の内容は、骨格ができてから、以下の5.で調べます。
3.各項目の内容を書く
リストと調べた内容に従って原稿を書きます。
4.時間配分を決める(話す内容の選別)
取捨選択をします。何を、何分話すのかを考え、いらないものと不足してるものを考えます。
伝える情報の選別は書いた結果でないとわからないです。
5.時事ネタを調べたり、クイズを作る。
ここでようやく、筋から離れたことを盛り込みます。緩急の「緩」の部分であり、全体の5%ぐらいでいいです。
6.パワーポイント資料を作る
LTなどはevernoteでやりますが、パワーポイントの資料を作ります。これは目的によって書き方はいろいろですが、基本は1ページ1センテンスです。
そして、秘伝を授ける
秘中の秘を教えると、普段から講義依頼があったと仮定して、1~3をブログ連載でやっておくことです。そうすると、突然の依頼が来ても4~6の準備ですみます。
ニーズにあわせて講義を脱線していく力も付きます。私のブログの使い方は、つまりはそういうことです。