「アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム」って本が面白くて、なんでこんな本を自分は面白く感じるのだろうかって考え始めて、長くなってしまったよ。の4回目。
人が興味を持てる条件について、4つ目に「実際にやってみているかどうか」を考えてみたいと思います。
音楽なんかも、やはり聴くより演奏するほうが面白い。しかし、なんでも、始めるとちょっとずつしかうまくいかない。
始めてしまうと、すごい人がマジですごいのを知ってしまう。
僕はマイケルジャクソンのダンスの不可能さを、ダンスを始めてから知ることになった。もう亡くなったあとだ。
軽々とやっていたからわからなかったけど、あの振り付けの全ては苦痛を伴う。人間には無理な動きとバランスだ。それを、歌いながらやってのけていたのだ。
だんだん経験を積んで賢くなると、やがて、初めてのものに手を出さなくなっていく。
大変なのが報われる時間は、どうやら、かけた時間の0.5パーセントぐらいらしい。
色々なものに手を出しているわけにはいかない。
そう思ってしまう。
興味がないと考えていることが、実は、「この先、時間がないからやれない」と判断していることはないだろうか。
僕は、ものにならないからやめておく、という判断はしないで、面白そうであれば、ちょっとでも手をつけてみることにしています。
「たぶん、あとでそれぞれがつながっていくだろう」ぐらいの感覚で。
戦わないことで有名なおじさんみたいに重たい格言を言うつもりはないけど、小さいゲームをたくさんやる感覚でちょっとずつやってみる感覚が、この先も長く、フットワークを軽くするんじゃないかな。