みうらじゅんさんに憧れがある。
ずーっと「いかがわしさ」を商売にしてきた人だ。オフィシャルサイトをみてもらえば、少し薄まってきつつあるけど、それでもいかがわしい感じが伝わる。
みうらじゅんさんの本は買いづらい。本屋に行くと、みうらじゅんさんの本の多くは、エッチな写真集の横の棚にある。急に売れた芸人が出した本や、とんでも本が並ぶ棚に、一緒に入っている。
最近『「ない仕事」の作り方』が売れて、ビジネス書コーナーにも置かれるようになったが、ホームポジションは一発芸人と同じカテゴリー。
五分で読み終わってしまうような、正直に言うと僕にとってはハズレの本も出すところがすごい。
ハズレを出しながらも魅力的でい続けているのは、やはり、その見立てが独特なのだ。
考えがが斜めにずれているのだが、かっこよくいうと、独自のテーマを持っている。
やすやすと、いくらでも違う見立てのものを取り出してくるところが一番面白いのだ。
人が興味を持てるようには、次の5つの条件が必要なんじゃないかって話をしてました。
1 性格にあっていること
2 レベルがあっていること
3 それまでに経験の積み重ねがあること
4 実際にやってみていること
5 自分で応用方法を考えること
興味を持ち続けられる1番の方法は、自分で応用方法を考えるということだ。
応用で楽しいのは、見立てを変える時だ。見立てが間違っていてもいい。間違っている方が楽しい。
たとえばピアノのレッスンを武道のレッスンと思って受ける。武道と思えば、きちんと弾けることより、力が抜けるかどうかが重要になってくる。これははっきり言って間違っているけど、間違っているから見えてくることがあるのだ。
そして、違った見立ては、自分に質問をしてみることことから生まれてくるように思うのです。