「ほぼ日の學校は何が新しいのか?」を考える

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IT行政書士の坂本倫朗です。

「ほぼ日の學校」のアプリが公開されました。平日に毎日1つのコンテンツが公開され、
1コンテンツごとに1の先生が何かを語ってくれるというスタイルのようです。

さっそく、公開した日に使い始めました。
私のアンケートも匿名ですが掲載され、うれしい限りです。

アプリは、文字を読むのが得意な人、耳で聞くのが得意な人のどちらにも優しいインターフェースになっています。
体験型コンテンツも組み込まれる予定のようですが、それは、このご時世のせいか、あまり活発に行われてはいません。

コンセプトCNET Japanインタビュー記事、それから、僕がこれまで実際にコンテンツをみた結果、
このプロジェクトについてうかがい知れることは、次のことです。

・目指すのは巨大な知のアーカイブ作成であること
・Youtuberや著名な講師というよりも、市井の人を先生に迎えて授業を行う予定であること
・劇場型の授業として、スライドやホワイトボードを使わない授業を行う予定であること
・体験型のイベント、ワークショップ、読書会も多岐にわたって開かれる予定であること

矢沢永吉さんの「成り上がり」のような本の映像版が、たくさんできるんだろうなあという予感がします。
そして、オンオフに関係なく、学びを軸として交流するソーシャルネットワークのようなものを作りたいらしいということまでは理解できました。

広げた風呂敷は「ユーザー数1000万人」と大きいですが、株価を見ても、アプリのリリース後にそんなに動きはないことから、まだ多くの人が、このチャレンジを未知数であると考えているようです。

映像については、画期的なことがあります。
映像内で語られたことのすべてが文字検索できる状態でアーカイブされており、頭出しできること、さらに編集によってザッピングできるようになっていることです。
機能としては、セミナーコンテンツでもおなじみのものですが、これから営業日に毎日掲載する全ての映像コンテンツでそれをやろうというのですから膨大な作業が必要です。(おそろしい。何か仕組みがあるのか?単純なマンパワーか?※追記 よく見ると、各ビデオに「ことばスライド」という担当者名が記載されていました。人が文字おこしして、マークアップ変換しているのだと思う。すごいね!)しかし、この点が、やがて大量のコンテンツの中に埋没されていくだろうYoutubeとの最大の違いだと考えています。

願わくば、今の先生の面白さと編集の品質を維持し続けてほしい。
TEDのように玉石混交にしてほしくないなあと思っています。
そして、かつての(今でも?)情熱大陸のように、「ほぼ日の學校」に出るのが目標という人が出てほしいです。

さて、5年先や10年先を勝手に予想することは、事業家の楽しみでもあります。

ここから先は語られていないですが、私は、ほぼ日が、この「學校」の市場を日本だけに限定していないのではないかと思っています。
今後10~15年もすると、多言語の翻訳は今と比較にならないくらい迅速に、正確になっているはずです。
その翻訳の容易さを利用して、どこかの国の誰とも知らない市井の人が語ったコンテンツが、自動翻訳され、それをたまたま見た人が、本人に会いに行く。このプロジェクトの中長期のゴールは、ひょっとしたらそういうことではないのかなと考えます。

そして、長期的には、そんなコンテンツが100年も200年も記録されていく、そんな姿を夢見ているのではないかな?と思うのです。

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