しつこく使い続けてきたEvernote。
長所と短所がよくわかってきました。
これから時代とともにますます改良されていくでしょうか、使った結果わかったことがあります。
2018年現在の、Evernoteに向いていることと、向いてないことをお伝えします。
(個人の感想です)
Evernoteに向いていること
GTD
「あらゆるタスクをいつやるか」管理するタスク管理の手法、GTD。
GTDはストレスフリーを目指します。
なりたい。ストレスフリー。
Evernoteは、GTDに向いています。すごく。
それだけに使ってもいいくらいです。
とはいえ、あらゆるタスクを毎日見直して、手動で移動しないといけないので、便利さ80点くらいというところでしょうか。
TODOリスト
TODOリストを管理するのにも向いています。
EvernoteはCtrl+Shift+Cのショートカットでチェックボックスがつけられます。
これだけだったらエクセルよりカンタン。
TODOアプリを開くより早く書け、編集できます。
これは快適です。
これからやるチェックシートを作るはもちろん、
毎回行うようなきまった作業を、考えなくても効率化するためにTODOを作成しておくと便利です。
TODOリストはできるだけ再利用できるように書くべきです。
・毎朝やること
・プロジェクトごとの作業環境の場所、作業環境の整え方手順
・請求フロー手順
こういったTODOがあると、思い出すストレスを減らしてくれます。
これらは積極的に残していくべきものです。
どこに何があるかを記しておくこと
どこに何を置いているかを記しておくとよいです。
あのファイルはどこに行ったっけな、という時間を削れます。
一年後に同じ作業をするときなど、人の頭は、どこに何があるのか完全に忘れています。
完全に脳から消し去られた作業をするときに重宝します。
期限付きの資料集め
ジャンク的に、ガンガン資料を集めるのには向いています。
レポートを書くのに、とにかく短時間でばっと資料を集めるときなどです。
Evernoteのクリップ機能は便利です。
「ただし、一つの目的のために集める」
「目的を達成したら消す。」
という姿勢で集めるようにしたほうがよいです。
長くとっておくと、情報の賞味期限は切れるし、再利用する可能性も限りなくゼロになる可能性が高い(というか、ゼロ)です。
Evernoteに向いてないこと
メモ書き
メモ書きには向いていないと思います。
散発的なメモは、あとから鬱陶しいごみになります。
Evernoteのコンセプトから外れますが、Evernoteにすべてのものを記録させると破綻します。
Evernoteは、極力シンプルに保つべきです。
仕事に必要なファイルを全部取り込むこと
仕事に使ったファイルなどを取り込むことができますが、検索性が悪く、向いていません。
wordやexcel等取り込めますが、絶対にやめたほうがいいです。
むしろ、ファイルはDropBoxのフォルダで管理して、Evernoteにはどのファイルがどこにあるか、
という表を作っておくと、管理が簡単です。
細かいフォルダ分け
Evernoteはノートという単位で管理するため、フォルダ階層が深く作れません。
スタック>ノートブック>ノート
という2階層が限界です。
整理するという観点で考えると、これはクレージーな仕様です。
ノートブックやスタックを増やしすぎると、一覧性がかなり悪くなり、ゴミタメになります。
執筆
電子書籍をEvernoteで執筆をしたことがありましたが、向いてませんでした。
行が増えすぎると、入力カーソルが画面の下ギリギリに来てしまうなど、いろいろ操作性に不満がありますが、他のEditorと比べて「落ちやすい」ということが決定的に向いていません。
あとで読むためのウェブサイトのクリップ
一番やっちゃいけないことです。
Pocketを利用しましょう。
Pocketで保存される内容は限られてますが、元のページがリンク切れしてたら?
「その情報とは縁がなかった」ということです。
タグ付け
使うとしたら、タグは最低7つですかね。
タグ付けは、人間の脳に向いていない管理手法だと思います。
仕事の資料(途中のもの)
制作途中のスケジュール表とか、制作途中の仕様書とか。
これはゴミくずですね。
先にも触れた通り、Evernoteにファイルを投げ込むべきではないです。
百歩譲ったとしても、更新しそうなファイルはいれるべきではなく、完成したファイルのみを入れておくべきですね。
Evernoteのページに取り込んだファイルはフォルダにおいてあるファイルより探しにくく、消しにくく、更新しにくく、比較しにくく、
開きにくく、いいことは何もないです。
全部の記録を永久に残すこと
Evernoteに限界はなくても、HDDに限界はあります。
入れすぎたファイルはスマートフォンの容量を奪い、スピードを落とし、クラッシュする可能性を高めるだけですね。