カウンセラーは、ひたすら驚かないで聞こう

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カウンセラーには鉄則があります。
「カウンセリング中に、クライアントを決して批判してはいけないこと。」
これは、予想以上に難しいことだと思います。

相手が、倫理的・道徳的に問題があることを話したとき、
カウンセラーでも驚きます。
「何度も死のうと考えた」
「あいつのことを本当に殺そうと考えたことがある」
ということを聞くと、つい、
「そんなことは、どうか考えないでください!」
と、発言したくなります。

そんな極端な話でないにしても
「あいつの失敗を願っている」
「あの子をいじめるのって楽しいと感じる」
という発言には、カウンセラーも冷静ではいられません。

しかし、クライアントは、相手がカウンセラーだから、心を許して問題発言をするのです。

クライアントが「このひとならば・・・」と発言したことを、まともに批判されてしまったら、
それ以降は心を開くことはないように思います。

クライアントの話に冷静でいられるかどうかは、社会経験、教養の量にかかっていると思います。
実際の経験が乏しいとしても、小説や映画でいろんな人間がいることを知っておくと、その知識が活かされます。
たくさん知ることで、たとえクライアントが多少の反社会的な言動をしても、カウンセラーは「そんなこともあるだろう」
と冷静に受け止められるように思うのです。

まあ、難しいですよ。冷静でいることって。

そう思うと、「CUBE」や、「es」、「羊たちの沈黙」みたいな異常・極限精神を描いた映画も、カウンセラーの役に立つのかもしれませんね。

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