9月に、安西光さんを通して、
Stalker Recovery Supportの守屋 秀勝さんとお知り合いになることができました。
守屋さんは、過去にストーカーだった経験から、
現在は、ストーカー行為の加害者、被害者を救済する活動を行っていらっしゃいます。
たくさんマスコミでも紹介されておりますが、過去に臆することなく、実名で登場されています。
とても勇気のある方です。
先週末、その守屋さんの紹介で、NPO法人 女性・人権支援センター ステップに伺い、
栗原加代美さんの「DV・ストーカー加害者更生プログラム」を見学させていただきました。
プログラムは毎週1回、2時間行われるようです。
1時間は参加者どうしで話すセミナーをやり、残りの1時間で気づきを語ります。
栗原さんのセミナーの完成度が高くて感銘を受けたのですが、
そのことを栗原さんに伝えると、
決まったテキストはなく、参加者の様子を見て、毎週作成されているとのことでした。
これには驚きました。
私はアドラー心理学をベースにしていて、選択理論心理学というものに、初めて触れました。
「すべての行動は自らの選択である」という考えは、アドラー心理学の目的論と同じに思えます。
ほかにも、言葉は違っていも共通する考えが多くありました。
願望のことを「上質世界」と表現されており、
癒しのためによい言葉だなあと思って、参加者の一人にそう伝えました。
元の言葉が知りたいと思ったのですが、"Quality World"
という言葉が元のようです。
あらためて、とても良い訳だと思います。
後半の1時間は、参加者のそれぞれが、1週間の気づきを話します。
内容については触れませんが、ここには「変わる」と決心した人がいる。
そう感じさせるお話しでした。