わたしはこれまでに電子書籍を四冊出して、それなりに読まれています。
最近出したのは、「契約書を読み解くための「及び」と「又は」の本」という本です。
法律の本ですが、やさしく読めるように気をつけて書きました。
今まで電子書籍は、ノウハウ、アドラー心理学、プログラミング、法律というジャンルで出しました。
節操なく出してるみたいですが、この4ジャンルが、わたしの主なテリトリーです。
何してんのかわからないと思われそうですが、「わかられてたまるかい」とも思います。
電子書籍は、年に4冊のペースで出し続けていこうと思ってます。
今年はまだ一冊。淡々と書いていきます。
さて、最近は、夏目漱石を読み直してます。
夏目漱石は、37歳にデビュー作の「吾輩は猫である」を出して、それからの作家活動は十余年しかなかったんです。
デビュー作がウケて、そこからずっと人気があったんですね。
子供の時にはわからなかったですが、今、デビューした「吾輩は猫である」の最初の章を読むと、漱石さんという一人の男の人が、楽しんで書いているのが伝わってきます。
もともと俳句の雑誌であるホトトギスに冒頭部分が単発で掲載されて、「もっと読みたい」という声が多かったために連載となったこのユーモア小説。
一章の部分は国語の教科書にも掲載されてますが、もともとその部分が漱石の本当のデビュー作なんです。最初の章の楽しそうな躍動感を、ぜひ読み直してほしいなと思います。
それにしても、私はいつのまにか「永遠のおじさん」というイメージのある漱石先生の、デビューした年齢を超えてしまってましたね。