昨日の話の続きです。
人が興味を持てるようには、次の5つの条件が必要なんじゃないかって話の続きを書きます。
- 性格にあっていること
- レベルがあっていること
- それまでに経験の積み重ねがあること
- 実際にやってみていること
- 自分で応用方法を考えること
2つ目の「レベルがあっていること」について。
ゲームを作る側の人は「レベルデザイン」という考えをもとにゲームを作っている。
遊んで行くにつれて、だんだん難しくなっていくようにゲームを作って行くのだ。
ゲームの最初から難しすぎたら面白くないし、簡単すぎても面白くないものになる。
できるかどうかギリギリのラインが楽しいのだ。
よくできたゲームは、ちょうど良いところを与えてくれるけど、自分で趣味や勉強に取り組むときは、自分でレベルデザインをする必要がある。
たとえば分厚い資格試験の本で、その分厚さが心理的にきついなら、本を破って何冊かに分けたり、あらためて薄い本を買い直すのが資格勉強のレベルデザインだ。
自分で始めたのに、途中で挫折したり飽きたりするものは、レベルデザインを失敗している。調整する工夫がなかったのが原因であって、「続けられなかった」と自己嫌悪におちいるのは、思考のピントがずれているのだ。
それから、ただ周りと合わせていても、レベルデザインを失敗する。
このレベルデザインが自分でできないと、なにをやってもそこそこにしか面白くない人生なんじゃないかなーと思います。