多くの会社で、若い営業担当がすぐに辞めてしまうことが問題となっています。
営業担当が電話をかけるときや、また電話がかかってくるときのストレスを出来るだけ下げようという試みをしている会社もあります。
今鳴っている電話が誰からかかってきたのか、電話を取るより先に見えるようにしておこうとしているというのです。
そのうちの一社はこちらです。
見ず知らずの人に怒鳴られ悪態をつかれるのは怖いですが、常に「いつかかってくるかわからない電話が怖いという」という職場で仕事をしなければならないのもつらいです。
仮に電話を取る前にディスプレイで名前や顔や、以前の要件などが画面に出てくると、電話に対して心の準備ができます。
これはITと心理学のうまい融合だと思います。
若い営業担当に根性でなんとかさせるのではなく、パワハラを恐れて及び腰のつきあいをするのでもなく、心理学を学んでもらってもっともっとビジネスに取り入れたらいいと思います。
学べば心理学は、心の安定に役立ちます。
もっと心理学を取り入れたら、濃いお客さんに影響を受けないことができるようになります。
心の感情には、何かあった時に怒ったりへこんだりする以外にも、「反応しない」という選択肢があります。
心理学を学ぶと、反応しないことが選べるようになるのです。
それは、心を失うということではなく、心の使い方のレベルを上げるということです。
心の手綱を、誰かに奪われることなく、自分でしっかり握れるようになることです。
若い営業担当に教えることは、反応しないでいることのかっこよさを伝えることと、希望を持ってもらうことだと考えます。