ウェブサイトの制作を外注に出すときは不安だらけ
始めてウェブデザイナーにウェブサイトの制作を外注するとなったら、不安になりますよね。
そもそも、誰に頼めばいいか分かりません。
誰か見つかったとしても、いくら用意すればいいのか見当がつきません。
何を用意すればいいかも分かりません。
知らないことだらけです。
すぐ思いつくのは、契約書による契約の締結と、スケジュール管理です。
でも、それだけでは足りません。
ウェブサイトについての勉強が必要です。
フリーランサーに仕事をお願いするときに必要になる勉強
「なんにも分からないからお願いするのに」といった声が聞こえてきそうです。
そんな声を上げる人は、「お金さえ払えばよろしくやってくれるのがプロじゃないか」と思っているかもしれません。
そうかもしれませんね。
でも、お金さえ払って、あとはよろしくやってほしいのであれば、それなりのお金を払う必要があります。
たとえば製作期間まるまる一か月かかるウェブサイトを作るのであれば、低く見積もっても五十万円以上の予算が必要です。
そうしなければ、そのウェブデザイナーは生活できません。
予算を削って15万円というお金で、ひと月まるまるつき合わせようとするから、ウェブデザイナーに逃げられます。
15万円くらいの予算感は、低予算の部類に入ります。
それでも、請けてくれる人はいます。
低予算でお願いしたいのであれば、ウェブデザイナーの時間を必要以上に奪わないように、ウェブ業界の言葉やマナーを知る勉強が必要です。
ウェブサイトの目的を決めるために勉強をしよう
ウェブデザイナーに外注するときに、一番学んでおく必要があること。それは目標設定です。
何を言っているか分かりづらいメールで雑に依頼されるのも困りますが、受注者が一番困るのは話が途中からぶれていくことです。
ウェブデザイナーと聞いて、色や形を雰囲気良く作る人のことだと思っている人は多いです。
はっきり申し上げますが、これは不勉強がひどいです。
ウェブデザイナーは、目標を達成する方法を考えてくれる人です。
目標とは、売上を何パーセント増やす、見込み顧客の名簿を何人増やす、ページを見てもらう人を何人増やすというものです。
ウェブサイトについて勉強していると、UXだとか、ABテストといった言葉が出てきます。
これらは、「どうやって目標を設定し、それを計測するか」についての方法を考えたものです。こういった言葉も勉強しておく必要があります。
目標設定については、ウェブデザイナーに丸投げしてはいけません。
どんな年齢で、性別は男か女どちらか、どんな職業でどこに住んでいる人に見てもらいたいのか、その結果何をしてもらいたいのかといったことを絞り込んでいきます。
目標設定については、一緒に考えてくれるウェブデザイナーさんがほとんどです。しかし、あらかじめ決めているとウェブデザイナーさんから信頼されます。
目標に沿った依頼をするのであれば、ウェブデザイナーさんと対話が成り立ちます。
その逆で、目標が決まっていなければ、目標と関係ない依頼をすることになります。
それは別のアングルから見ると、何を言っているか分からない、恥ずかしい依頼内容なのです。