お知らせ

お客さんとこの社員は、契約書なんて知らない

長く仕事をしてきてよーくわかったことだけど、お客さんのペースで仕事をすると、ほぼトラブルになる。

普通、仕様変更のメールは、お客さんの会社の社員から送られてくる。契約書を作成した人から送られてくるわけではない。

お客さんのところの社員は、契約内容なんか知らないし分からない。ついでに言うと、民法もよく分からない、って思っておいたほうがいい。

加えて若い社員だと、技術的なこともまだ分からない。

だから、「これからあとは仕様変更を受けられない」と思ったら、あとは慎重に進めたほうがいい。

仕様を変更するなら、もう間に合わないこと、追加料金が発生すること、無理に間に合わせる場合はバグがあっても許容してもらうことを確認しておく。

最初の契約にそれらの内容がなかったら、覚書を書いておく。

メールではダメ。メールだけでは法的な証拠にならない可能性が高い。

(最初の契約で、仕様変更を想定してないのも大きな問題だけどね。)

お前のオールをまかせるな!だ。

お客さんを敵視するのではなく、若く経験のない人に運命を任せちゃいけない。安全な制作とはどう言うものか、お伝えしていかなくてはいけない。

だから、こんな状況にならないためにも、エンジニアやディレクターも契約締結前に契約書を読ませてもらったほうがいいですよー。

よく読まれている記事

1

こんにちは、IT行政書士の坂本倫朗(@sakamotohitori)です。今回は、個人事業主に向けた、お金のやりくりを向上させる話です。 もくじ 5年後に笑って振り返れるように資金繰りをしよう資金繰り ...

2

こんにちは、IT行政書士の坂本倫朗(@sakamotohitori)です。今回は、「経営難に陥る会社には共通点がある」という話です。資金繰りを良くしたいとお考えであれば、この記事で紹介していることとは ...

3

もくじ 契約書に数字を書くときのお作法 契約書の日付をあいまいにしない 契約書に記載する金額の正しい書き方 手書きで金額を書くときは、漢数字と大字を使う 契約書の条項号の数字は? 条 項 号 構成の見 ...

4

契約書の書き方で難しい、「契約書のあそこの部分について」を指し示すときの書き方をまとめます。 法律は条、項、号、という順番になっています。契約書もそれに合わせて書きます。 この辺の話は以下の記事にまと ...

-お知らせ