ウェブの業務委託契約書や秘密保持契約書をよく読まずにサインする人は多いです。
私もフリーランスを始めた時はろくに読んでませんでしたが・・・反省してます。
もちろん契約書は読むべきで、読み慣れていない人のために「IT契約書作成のミカタ」ではマーカーで色分けするサービスもやっていますが、
そもそも契約書を読んだことがない人には、初心者向けのガイドが必要ですよね。
そこで、契約書の本を読みまくっている私が、
「最低これだけは読んでおいた方がいいよ」という、法律書の中でも読みやすい3冊を選んでみました。
上から順におススメです。
1:わかる! 使える! 契約書の基本 「言った言わない」「話が違う」を未然に防ぐ! PHPビジネス新書
わかる! 使える! 契約書の基本 「言った言わない」「話が違う」を未然に防ぐ! PHPビジネス新書
契約書を専門にしている行政書士の竹永大さんが書かれている本です。
これは、新書と言うこともあり、法律について突っ込んだ専門的なことは避けて、
なるべく分かりやすくということを気を付けて書かれています。
ウェブ制作の契約ではなく契約書全般についてのお話ですが、
私が読んできた契約書についての本の中では一番優しく書かれています。
いままで契約書を読んでこなかった人には、1番目に推薦します。
巻末に契約書の見本も掲載されていますよ。
2:Web業界 受注契約の教科書
Web業界 受注契約の教科書 Textbook for Business Contracts in the Web Industry
トラブルを避ける知見がたくさん紹介されていて、かなり参考になりました。
2番目に紹介しておいてなんですが、残念ながら絶版となっています・・・。
納品トラブルを避けるためには、契約書の役割が大きく、
そこの部分だけでも、フリーのウェブディレクターは、読んでおいた方がいいと思いますよ
中古でも手に入るのであれば、ぜひ。
3:システム開発 受託契約の教科書
ウェブサイト制作で、大きな開発にかかわることもあるかと思います。
そんなときに参考になる本です。
契約書のサンプルと解説で構成されています。
アジャイルの開発などは独特な制作スタイルなので、それに合わせて契約書も作っておく必要がありますよね。
上の2冊よりは難しいですが、それでも法律に関する部分は読みやすいです。
新民法にも対応しています。