市ヶ谷へ、LEGAL MAGICの高難度基礎法学セミナーにいってきました。
高難度なのか、基礎なのか判断に迷うタイトルですが、
たしかに高難度の基礎でした。
私の事務所の顧問である菰田弁護士に直接教えていただけました。
法律は、当たり前ですが論理的な思考が必要です。
このセミナーでは、弁護士的な論理の構築方法をお話しいただきました。
いや、論理としては、そんなに大した話ではなかったかもしれません。
もっとも大事なことは、論理から導き出した結論を、勇気を持って伝えるということでした。
このブログでも何度も言いましたが、論理の高度さでは、
法律よりプログラミングの方がより難しいと思っています。
しかし、法律の難しいところは、条文や判例が抽象的に書いてあることです。
プログラミングも十分に抽象的ですが、法律や判例は意図的に個別な判断ができる表現を避けます。
そんな抽象的な表現を拾って集めて、現実的な回答を導きだすのが法律の難しさです。
普通の法律家なら、「Aという可能性もあるし、Bという可能性もあります」
と言います。
でも、それはカウンセラーなら失格です。
離婚したらいいか、修復するほうがいいのか。どっちがベストと言えるのが回答者の役割です。
法律の相談者も、それを求めています。
結論をお客さんに伝えるには、決断する勇気が必要であり、
それを伝える側がも、「信頼を得られているか」という人間力が問われます。
つまりね、「勇気のある、コツコツ努力できる、いいやつじゃないと、士業は務まらないよ」ということでした。
僕?なるよ。絶対にね。