朗読をするためには、発声のことは避けては通れない。
私の声の聞き取りづらさは、自他ともに認めるところだ。
もともとこの朗読は、国語のレベルを上げるために始めたことだ。
国語を勉強するのに、なぜ朗読なのだ?文法や語彙力ではないのか?
おまえなぜそっちに行くのだ的なことは、もちろん自分も思っている。
不正解でも遠回りをしないと気づけない発見をしてみたいのだよ。
なーんてうそぶいて、スタートからしてアヤシイことを始めたが、
朗読の偉人がスゴすぎてゴールが見えず、発声にも難題が山積みで迷走している。
発声についてのこれまでの分析
今日は発生について書くことにする。
(もちろんこれは素人が、しかも研究結果ではなく研究の過程で書いているので、
軽い読み物くらいに思って、一切参考にしないでほしい。)
発声は、活舌と、体の響きと、テンションからなる。
これらは連動しているが、無理くり順番を付けると
活舌>体の響き>テンション
ということになる。
活舌について
活舌は、顔や舌の筋肉のトレーニングが必要で、
あとは一音一音を丁寧に扱うことが大事であることがわかった。
顔や舌の筋肉のトレーニングは維持が必要だ。
あるレベルに達したら、そんなにトレーニングをしなくても維持ができるのかもしれないが、
筋肉が未発達な段階では、トレーニングを続けて、反応を速くできるように神経をつなぐ必要がある。
と、考える。
体の響きについて
体の響きは2番目に書いたが、これも重要なポイントであるように思う。
これは肩甲骨まわりや肩回りの柔軟性が関わってくる。
と書くとかっこいいが、これは以前にBreavo-paraというところで教わった。
響きをよくするには、姿勢を正しつつ、力を抜くことにある。
背反するようなことなので、人によっては難しいことであると思う。
私は、3つの要素の中では、体を響かせる声を出すのが一番得意であると思う。
きっと、ちゃんとした人に習ったからだろう。
テンションについて
声のテンションを上げることが、私は、一番下手であるようだ。
テンションについては、深く考える必要はない。
明るい声を出すことに尽きる。
私は気を付けないと低く、くぐもった声になる。
そして、世の中には、一定の割合で、低い音声を聞き取れない人がいる。
これは対策をしないといけない。
テンションというと、頑張らないといけないように思えるが、
私の低い声も、音階を4つほど上げれば、他の男性と変わらない音になる。
4つの音程を上げるというと、ソから、上のレの音にあげるくらいだ。
そのくらいの音程を上げるためには、実は、そんなに気張る必要はないのだ。
そのほか
息は?と思うかもしれない。
たしかに、先ほど紹介した三つの要素の中には、息をいれていない。
発声の中で、息はコントロールが難しい。
息を考えると、声がおろそかになる。
試行錯誤した結果、結局のところは
自分の胸に手を当ててみて、
声が響いていれば、息が出ていると考えてよいことにした。
たぶん、それであっている。