今日は国立国会図書館に行ってきました。
過去の出版物のほとんどがあるこの図書館は、ほかの図書館と比べても、異様な雰囲気を放っています。
この図書館からは、貸し出してもらうことはできません。
本は閲覧するか、必要な箇所をコピーするかの二択です。
閲覧室を循環していくと、それぞれの人が何を借りているかまるわかりです。
これが、とっても面白い。
古い漫画を借りて真剣に読んでいるもの。
女性週刊誌を借りて熱心にメモを取っているもの。
エクセルのマクロについて読みふけっているもの。
電気回路を一生懸命かいているもの。
古文書のデータベースを拡大して読み込んでいる人もいました。
自分の知的好奇心が、まわりの彼らに引きずられて膨らみます。
斉藤孝先生も書いていますが、通常の図書館にはある種の停滞感を感じます。
変化を望むようなテンポ感は、そこにはありません。
私は、普通の図書館に長居するよのは、好奇心の波が小さくなってしまう気がして恐れます。
しかし、国立国会図書館には、そんな雰囲気はありません。
その本は、ここにしかない。
でも、ここなら全部ある。
ジャンルはいろいろだけど、自由に自分の望む知識を渇望するような活気が、
静かなフロアいっぱいに満ち溢れていました。
ドラえもんの四次元ポケットのように、
書籍については、望めばなんでも出してくれます。
一度に四冊までだけど。
漫画も一生懸命勉強すれば、その評論で食べていけますね。