誰にも邪魔されないのが魅力の「ひとり社長」という働き方をしていても、第三者の意見はありがたいものです。
「方向性に対する意見はいらないから、コンサルティングサービスはいらない」
と考えている方はおおいです。
しかし、コンサルタントが請け負うのは、方向性についてだけでなく、
考え方の指摘もしてくれます。
「今の方向性なら、こう表現したほうがいい、こうディスプレイしたほうがいい」
と教えてくれるのもコンサルタントの仕事です。
それは、自分の方向性と矛盾するものというより、方向性をより明確に表現するお手伝いもしてくれます。
コンサルティングサービスは、すぐに役立つことが求められます。
そのため、コンサルティングサービスというものは高いものです。
コンサルタントも強いプレッシャーの中で業務を請け負います。
「そんな風に高額なコンサルティングサービスは、個人事業の私は縁がない」
と思っていませんか?
実は、コンサルティングサービスは無料で、しかもしっかりしたものを受けることが可能です。
銀行で融資を受ける
一つ目に紹介するのは、ややハードルが高い銀行の融資をうけてみるというもの。
もちろん、「融資」とは借金です。
借金するのは怖いと思うかもしれません。
しかし、それは貸す側も同じです。
融資したお金が返ってくるかは、銀行さんも慎重に見極めようとします。
そのため、銀行で融資を受けるためには、まず事業計画書を提出する必要があります。
提出したらインタビューをうけて、プランだけでなく、人間性も熱意もチェックされます。
銀行員は百戦錬磨です。
もうかる事業・もうからない事業の違いを現場でさんざん見ています。
儲かりそうな事業にはお金を融資してはくれません。
そのことが、コンサルティングを受けるのと同じメリットを受けられるのです。
逆に言うと、融資してもらえる事業は、第三者から見ても成功する見込みがあるということで
自信を持って進めることができます。
こう書いたからといって、借金を進めるものではありませんが、
ビジネスがうまくいくかを相談するために銀行に相談してみる。
という考えを持っている経営者もたくさんいます。
日本政策金融公庫の創業融資をうけてみる
「銀行さんはハードルが高い」
渡欧方も、操業してまもない方は、日本政策金融公庫の創業融資をうけてみるとよいですよ。
政策として創業を支援していることもあって、
銀行よりは積極的に貸し出してくれます。
しかし、融資してもらう前に、銀行さんのときと同じように事業計画書を提出する必要がり、また、インタビューを受ける必要があるのは同じです。
おかしな事業プランは突っ込まれます。
逆の視点からみると、低利率の融資をうけつつ、事業プランをジャッジしてもらえるのが日本政策金融公庫の創業融資です。
ミラサポで専門家を派遣してもらう
あんまり知られていませんが、ミラサポという中小企業庁が運営するサービスに登録すると
「よろず支援拠点」「地域プラットフォーム」にて無料の経営相談を受けられます。
さらに、年に3回まで無料で専門家を選んで派遣してもらうことができます。
これはすごいことですよ。
経営相談を受けられて、専門家を派遣してもらえます。
士業などの専門家のリストの中から、プロフィールを見て選ぶことができます。
専門家のジャンルは多岐にわたります。
これから事業を始めようとする人も相談に乗ってもらえます。
今後の成長を考える人も、長く維持を考えている人も、ぜひ積極利用してくださいね。