フリーランスのお仕事では、NDA契約書を取り交わすことが当たり前です
フリーランスのエンジニアやデザイナーが一番よく見る契約書は、業務委託契約書と秘密保持契約書(NDA契約書)でしょう。
業務委託契約書はお仕事のたびに作成されますが、
秘密保持契約書、つまりNDA契約については最初のお取引のとき交わすのみです。
なぜかというと、NDA契約は、ほとんどのものが自動更新される契約だからです。
一度交わしたNDA契約はずっとついてまわります。
NDA契約書条項にある「損害賠償」
機密保持の範囲については、契約により異なります。
書類だけでなく、会話やメール、チャットの内容も秘密保持に含まれる場合もあります。
その範囲には注意が必要です。
そして、秘密が漏洩したときの損害賠償については、だいたいどの契約書も次のような文章です。
次のような文面です。
「受領者の責に帰すべき事由により、秘密情報が漏洩し、これにより開示者に損害を与えたときは、受領者は、開示者に対して損害の賠償をしなければならない。」
「善良な管理者の注意義務」をしっかり果たすこと
秘密保持契約とセキュリティ管理はセットとしてに考えておく必要があるでしょう。
パスワードを娘の誕生日に設定しているような人は、すぐさま変えましょう。
(ついでにtwitterのパスワードも変えといて!)
そして大事なのがPC、スマートフォンの管理です。
あなたのパソコンやスマートフォンが盗まれたら、被害者の立場になりますが、
NDA契約を結んでいる内容がそのハードから漏洩すると、あなたは加害者にもなってしまうのです。
フリーランスに憧れるノマドワーカーは、旅をしながら仕事をするスタイルに憧ている人が多いです。
今教えている生徒さんも、そのような方が多いです。
外で仕事をするなとは、うーん、言えません。
しかし、情報の持ち出しをすることになるので、パソコンの扱いに充分な注意が必要です。
情報漏洩はハッキングやウイルスによるものよりも、
物理的にパソコンをのぞかれたり、盗難される方が、リスクはずっと高いのです。
スマートフォンはパソコンより危険。
フリーランスであれば、スマートフォンのセキュリティー管理も重要です。
DropboxやEvernoteなどのクラウドサービスアプリが入っている人は、
情報をさらす危険と常に隣り合わせです。
じつは、パソコンに比べるとスマートフォンの方がセキュリティが緩いです。
詳しく書くと悪用されそうなので、一回書き上げましたが消しました。
どうかどうか、クラウドサービスを利用している人は、情報の扱いに気を付けてくださいね!
パスワードについては、あと2年以内にブロックチェーンによって管理することが当たり前のようになるはずです。
しかし、それまではしっかり管理する必要があります。
NDA契約に合わせて、どのようなセキュリティ対策をするべきか心配になった方は、一度ご相談ください。