個人事業主として仕事を受託したけれど、納品後に支払われないことがあります。
私も、これまで少なからずあります。
回収する方法
相手から振り込みがなく、連絡もない場合は、
①内容証明の形で催告書を送り、
②支払わなければ支払督促を送ります。
①,②でも応じてもらえないのであれば、③民事調停、④訴訟が考えられます。
④の訴訟は60万円以下であれば費用と時間がかからない少額訴訟を起こすこともできます。
③の調停は裁判所での話し合いです。
回収を急ぐのであれば④の訴訟のうち、少額訴訟を選択することになります。
ただし、少額訴訟は、相手が通常の訴訟に切り替えてくる可能性もあります。
この場合は訴訟期間が長くなることを知っておきましょう。
前もって予防することが大事
回収することに悩まないためには予防が一番です。
楽天的な人は一度失敗しないと気を付けないかもしれないですが、
駆け出しでは難しいかもしれませんが、
・なるべく前払いにしてもらう
・着手金をもらうようにする
・長期の案件は分割して支払ってもらう
といったことを心がけます。
先にお金をもらうことを必ず提案してください。
長期にわたる案件で、金額が大きくなる案件は、
相手をよく観察します。断ることも検討しましょう。
契約書をよく読むこと
お仕事を始める前には契約書を交わしましょう。
いただいた契約書はよく読みましょう。
これで貴方を守る可能性がぐっと上がるのです。
契約書をよく読まなかったら、
「どんな条件でも働きます」
「どんな支払い条件でものみます」と言っているようなものです。
最低限納期がいつで、受託の仕事範囲がどこまでで、支払いがいつかを確認しましょう。
「仕様に変更があった場合、金額と納期について合意が必要であること」を必ず入れましょう。